「閉店・移転のタイミングで、スケルトン返しの前に居抜きで引き継げないか相談したい」
「小箱で出せる居酒屋を探しているが、初期費用と家賃のバランスが難しい」
そんな状態からでも、店舗売却(居抜き売却・造作譲渡)は前に進められます。
今回は、名古屋市西区エリアで募集していた、居酒屋居抜き(1階・約9.36坪)が造作譲渡でまとまった成約事例をご紹介します。進め方のポイントも整理しました。
物件概要|名古屋市西区エリア 居酒屋居抜き(1階)
物件種目 貸店舗(建物一部) 
所在地 名古屋市西区エリア(詳細非掲載) 
交通 地下鉄鶴舞線 庄内通駅 徒歩9分 
所在階 4階建の1階部分 
契約面積 30.94㎡(9.36坪) 
視認性 有(通り沿い) 
現況 使用中(居酒屋居抜き) 
成約の内容
造作譲渡金 88万円(税込)で成立
賃貸条件(成約時の前提条件)
賃料 7.34万円(税込) 
保証金 20.94万円 
礼金 1ヶ月 
償却 解約時50% 
契約期間 2年 
火災保険 加入要/保証会社 加入要
1)1階路面で視認性がある
飲食店は、見つけやすさと入りやすさで内覧につながりやすくなります。通り沿いで視認性がある点は、募集段階で強い材料になりました。 
2)約9.36坪の小箱で固定費を抑えやすい
9坪台は少人数運営でも回しやすく、初出店や移転で家賃を抑えたい層に刺さりやすいサイズ感です。居酒屋業態はもちろん、類似業態への転用検討もしやすく、検討スピードが上がりやすい傾向があります。 
3)造作譲渡で初期投資と開業までの時間を圧縮できる
居抜きの価値は、内装や厨房を一から作るよりも、工期と初期費用を抑えられる点にあります。造作譲渡が成立すると、撤退側は原状回復コストを圧縮でき、出店側は早期オープンを狙いやすくなります。
1)出口条件の整理
退去期限や原状回復の条件を確認し、居抜きで成立させるために何を残せるか、どこまで撤去が必要かを先に整理します。
2)募集設計(賃料条件と造作条件のバランス)
造作譲渡は高すぎても動かず、安すぎても売主側が納得しません。想定される出店層と予算感に合わせて、成立しやすいラインを設計します。 
3)申込後に止まらない段取り
保証会社加入や火災保険加入など、申込後に必要となる要件を前倒しで確認し、審査や契約で止まるリスクを減らします。
居抜きは、残すより成立させるが正解になりやすいです。今回のように成立しやすいケースには共通点があります。
小箱で需要が広いサイズ感である
路面で視認性があり、内覧につながりやすい
造作条件と賃料条件のバランスが現実的
審査や契約の条件を先に整理している
つまり、居抜き売却は物件の良さだけでなく、条件の出し方と段取りで結果が変わります。
スケルトン返しの前に、居抜きで成立するかを確認するだけでも損が減ります。
造作代の成立ラインの目安
成立までの期間感(撤退期限に間に合うか)
貸主承諾や審査を止めない段取り
このあたりを整理したい方は、お気軽にご相談ください。