居抜き買取(造作譲渡)とは?

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2025年08月06日

居抜き買取(造作譲渡)とは?

「居抜き買取(造作譲渡)」とは、前テナントが使用していた内装・厨房設備・什器をそのまま次の借主に引き継ぐ形で、売主(旧テナント)が設備を売却して退去する仕組みです 。
  • 内装・厨房機器・空調・什器などを撤去せず、新しいテナントに譲渡する方法です。
  • 売主は原状回復工事が不要で、造作譲渡料として収益化できるケースがあります。
  • 買主は短期間かつ低コストで開業できるというメリットがあります。

売却価格の相場

小規模店舗(10~15坪程度)

相場は100万~250万円程度が目安とされています。

やや広め/都心立地(20坪前後)

名古屋市内では50万~150万円程度が多く、条件次第で300万円までもあり得ます 。

家賃を基準とした算出目安

月額家賃の坪単価 × 60~120倍 が価格目安となります。例えば、坪単価2万円なら、約120万~240万円が目安です。

売却価格に影響する重要ポイント

1. 立地
駅近・繁華街・路面店など視認性・集客力が高いほど価格上昇 
 
2. 店舗の規模と間取り
人気のある10~20坪で、使いやすい間取りほど買主が付きやすいです 。
 
3. 店舗の清潔感と設備の状態
清掃が行き届き、厨房機器に不備がなく、リース残債がない状態が高評価につながります。
 
4. 店舗年数や業態の汎用性
オープンして間もない店舗や、業種問わず活用可能な内装・設備だと高価格となりやすい傾向にあります・

居抜き買取の流れ

1. サンコー不動産へ相談・査定依頼
専門の居抜き業者が立地・設備・需要動向などを調査し、査定を実施します。
 
2. 貸主(大家)への承諾取得 
多くの契約では「居抜き」が禁止されているケースもあるため、事前に貸主の同意が必要です。また、居抜き承諾料(譲渡価格の約5~10%)がかかることがあります。
 
3. 売却先の募集・契約締結
書面契約を通じて造作譲渡価格や引き渡し条件を取り決め、買主との売買契約を締結します。加えて新たな賃貸契約も貸主と交わします。
 
4. 運営業者から新テナントへの引き渡し
造作や設備をそのまま新テナントに引き渡し、旧テナントは原状回復工事なしで退去できます 。

メリットと注意点

メリット 注意点
原状回復のコストを削減 大家の承諾が必要で、交渉が難航する可能性
造作譲渡料で利益が得られる 設備の劣化やリース残債があると価値が下がる
閉店前まで営業継続可能 清潔感や水回りの状態管理が重要
  • メリット:原状回復工事不要・造作の資産化・営業継続。
  • 注意点:貸主の意向、設備の状態、承諾料などの契約条件にも注意が必要です。

まとめ

  • 居抜き買取は、内装・厨房設備をそのまま次の借主に売却し、退去コストを抑えつつ利益化できる方法です。
  • 小規模店舗(10~15坪)なら100万〜250万円程度が相場、それ以上の面積や好立地では50万〜300万円超も可能です。
  • 価値を高めるには、立地・清潔感・設備状態が重要。
  • 成功には専門業者の査定と貸主の承諾が鍵となります。
もし現在地域(例:名古屋市など)や店舗規模、賃料などの具体情報があれば、それに即した査定目安やステップをご案内できます。お気軽にサンコー不動産までお知らせください。
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