営業時間/10:00〜19:00(土日祝日定休)
名古屋市中区の伏見エリアで店舗売却や居抜き売却を進める場合、 「伏見駅近くの路面店なら、すぐ決まるのでは」と考えられることがあります。
たしかに、伏見駅徒歩3分、広小路通沿い、1階路面、カフェ跡地という条件は、 店舗を探している事業者にとって非常に分かりやすい強みがあります。
ただし、現場で実際に店舗売却・居抜き売却を進めていると、 好立地であっても「賃料が高い」「広さがある」「業態の幅が広い」物件ほど、 募集条件の整理と見せ方が重要になります。
今回は、伏見駅徒歩3分・広小路通沿いの大型カフェ跡地をもとに、 路面店舗の居抜き活用・店舗売却で成約につなげるための実務ポイントをまとめます。
※この記事について
実際の店舗売却・居抜き売却の相談内容をもとに、特定につながる情報は一部調整しながら再構成しています。
今回は「伏見駅徒歩3分の大型カフェ跡地は、造作譲渡金なしでも“誰にどう見せるか”で反響が変わる」という切り口で解説します。
今回の事例は、名古屋市中区栄2丁目にある1階路面店舗です。 最寄りは地下鉄東山線・鶴舞線の伏見駅で、徒歩3分の立地。 広小路通沿いで、でんきの科学館の近くにある視認性の高い店舗でした。
前テナントはカフェ業態で、店内には厨房設備・造作一式が残っている状態。 専有面積は90.71㎡、約27.43坪。 土地面積は113.5㎡、約34.33坪という規模感のある店舗です。
| エリア | 名古屋市中区栄2丁目/伏見駅徒歩3分 |
|---|---|
| 物件種目 | 貸店舗(一部)/1階路面店舗 |
| 面積 | 90.71㎡(約27.43坪) |
| 賃料 | 月額100万円(税込) |
| 保証金 | 8ヶ月 |
| 造作譲渡金 | なし |
| 契約期間 | 事業用定期借家10年(再契約可) |
| 想定業種 | 重飲食を含む飲食店全般、美容系、サロン、クリニック等 |
| 実務上のポイント | 好立地路面、前カフェ跡地、造作譲渡金なし、賃料水準、業態審査、先行申込対応 |
この物件の大きな特徴は、伏見駅徒歩3分の好立地に加えて、 広小路通沿いの1階路面であることです。
さらに、前カフェ跡地でありながら造作譲渡金なしという条件のため、 出店希望者にとっては「初期費用の見え方」が非常に分かりやすい物件でした。
伏見エリアは、名古屋市中区の中でもオフィス需要、ビジネス利用、観光・宿泊需要、飲食需要が混ざるエリアです。 栄・名駅の中間に位置し、東山線・鶴舞線の2路線が使えるため、店舗立地としても非常に分かりやすい場所です。
特に広小路通沿いの路面店舗は、視認性と案内のしやすさがあります。 目的来店だけでなく、周辺のオフィスワーカー、観光客、ビジネス利用、ランチ需要、カフェ需要などを取り込みやすい点が特徴です。
店舗売却や居抜き売却では、立地の良さだけでなく、 その立地をどのような業態が活かせるのかを明確にする必要があります。
今回の物件は、前テナントがカフェであり、厨房設備・造作一式が残っている状態でしたが、 造作譲渡金はなしという条件でした。
店舗売却や居抜き売却では、造作譲渡金を設定するケースが多いですが、 物件によっては造作金を取らず、次の借り手を早く見つける方が全体として良い結果につながることがあります。
特に今回のように賃料が月額100万円となる物件では、 借り手は保証金や前家賃、内装調整費、保証会社費用などを含めて大きな初期費用を見ます。
その中で造作譲渡金なしという条件は、 出店希望者にとって非常に大きな検討材料になります。
前テナントがカフェという点も、借り手にとって分かりやすい材料でした。 店内にはカフェとしての客席、厨房、カウンター、内装イメージが残っており、 飲食店としての営業イメージが湧きやすい状態でした。
一方で、約27坪の店舗は決して小さくありません。 そのため、借り手側には「この広さをどう使うか」「人件費や客席稼働をどう組むか」という視点も必要になります。
募集時には、カフェ跡地としての分かりやすさに加えて、 ランチ・カフェ・ディナー・物販併設・テイクアウト・美容系など、 どの方向性で活かせるかを整理することが重要です。
今回の資料では、重飲食を含む飲食店全般の相談が可能とされていました。 これは、飲食店の出店希望者にとって大きなメリットです。
飲食店舗では、におい・煙・排気・営業時間・業態内容により、 貸主側で制限がかかるケースも少なくありません。
その中で、重飲食を含む幅広い業態が検討できることは、 居抜き売却・店舗募集において反響の幅を広げる要素になります。
もう一つの特徴は、美容系、サロン、クリニックなども検討できる点です。
路面性が高く、伏見駅から近い店舗は、飲食店だけでなく、 美容系サービス、物販、ショールーム、クリニック、体験型サービスなどにも検討されやすいです。
居抜き物件というと飲食店だけに絞りがちですが、 物件の立地や広さによっては、飲食以外の業態にも見せ方を広げることで成約可能性が高まります。
造作譲渡金なしと聞くと、借り手からすると非常に魅力的に見えます。 ただし、現場ではここで注意が必要です。
造作金がないからといって、設備や造作の確認が不要になるわけではありません。
どの設備が残るのか。 何が使えるのか。 不具合はないのか。 不要なものは撤去できるのか。 次の業態で追加工事が必要になるのか。
ここを曖昧にしたまま進めると、契約直前や引渡後にトラブルになる可能性があります。
店舗売却・居抜き売却では、造作譲渡金の有無に関わらず、 既存設備・内装・残置物の扱いを明確にしておくことが重要です。
今回のような好立地の大型路面店は、反響自体は取りやすい物件です。 しかし、賃料100万円という水準を考えると、借り手もかなり慎重に事業計画を見ます。
だからこそ、単に「伏見駅徒歩3分」「広小路通沿い」「カフェ跡地」と打ち出すだけでなく、 どの業態ならこの条件を活かせるのかを具体的に整理することが大切です。
伏見駅徒歩3分、広小路通沿い、1階路面のカフェ跡地は、 店舗売却・居抜き売却において非常に魅力のある条件を持っています。
特に、造作譲渡金なしで検討できる点は、出店希望者にとって大きなメリットです。 一方で、賃料水準や保証金、定期借家契約、設備の使用可否など、確認すべき点も多い物件です。
成約につなげるためには、以下の点を整理することが大切です。
居抜き売却は、造作金を取るか取らないかだけで決まるものではありません。 その物件の立地、既存内装、設備、契約条件を整理し、次の借り手にとって分かりやすい形で見せることが大切です。
特に伏見エリアのような好立地では、反響を集めるだけでなく、 貸主審査・保証会社審査・契約条件の調整まで見据えた進め方が必要になります。
サンコー不動産では、名古屋市内の店舗売却・居抜き売却・造作譲渡について、 募集条件の整理、貸主承諾、設備・残置物の整理、募集資料の作成まで実務ベースでご相談を承っています。
「造作譲渡金を取るべきか」「好立地だけど賃料が高い物件をどう見せるか」 「解約前に次の借り手を探せるか」という段階からでもご相談いただけます。