名古屋市西区名駅2丁目エリアの焼肉店居抜き物件をもとに、 小規模飲食店の居抜き物件がなぜ検討されやすいのか、 また店舗売却・居抜き売却を進める際に買主がどのような点を見ているのかを、現場目線で解説します。
名駅2丁目の焼肉店居抜き物件について
今回取り上げるのは、名古屋市西区名駅2丁目にある焼肉店の居抜き物件です。 地下鉄東山線「亀島」駅から徒歩2分の立地で、1階と2階を利用できる1棟貸しの店舗です。
契約面積は76.95㎡、約23.28坪。 1階約11.66坪、2階約11.66坪の構成で、焼肉店やホルモン店などの小規模飲食店として検討しやすいサイズ感です。
| 所在地 | 愛知県名古屋市西区名駅2丁目 |
|---|---|
| 交通 | 地下鉄東山線「亀島」駅 徒歩2分 |
| 業態 | 焼肉店居抜き |
| 建物構成 | 1棟貸し/1階・2階 |
| 契約面積 | 76.95㎡/23.28坪 |
| 賃料 | 16万円 税別 |
| 敷金 | 3カ月 |
| 礼金 | 1カ月 |
| 造作代金 | 350万円/交渉可能 |
| 契約形態 | 普通賃貸借 |
小規模飲食店の居抜き物件が検討されやすい理由
飲食店の居抜き物件は、内装や設備が残っているだけで必ず決まりやすいわけではありません。 買主が見ているのは、「この場所で営業イメージが持てるか」「初期費用を抑えられるか」「追加工事がどの程度必要か」という点です。
今回のように、約23坪の小規模飲食店で、かつ1階・2階を使える店舗は、出店後の売上計画や人員計画を組みやすいという特徴があります。 大型店舗と比べて毎月の固定費を抑えやすく、初めての出店や2店舗目の出店候補としても検討されやすいサイズです。
1. 名駅エリアに近い立地
名駅2丁目は、名古屋駅周辺の人の流れを意識できるエリアです。 さらに地下鉄東山線「亀島」駅から徒歩2分という点は、駅からのアクセスを重視する買主にとって分かりやすい検討材料になります。
2. 1棟貸しで使い方の幅がある
1階・2階を利用できる1棟貸しの場合、1階をメイン客席、2階を追加席や団体席、スタッフスペース、倉庫などに分けて使うことも考えられます。 単一フロアの店舗よりも使い方に幅があるため、業態によっては魅力を感じてもらいやすくなります。
3. 焼肉店は初期工事費が大きくなりやすい
焼肉店は、排気、ダクト、ガス、テーブル配置、厨房設備など、開業時の設備投資が大きくなりやすい業態です。 そのため、既存の内装や設備を活かせる可能性がある居抜き物件は、買主にとって初期費用を抑える選択肢になりやすいです。
賃料16万円税別・造作350万円の見られ方
今回の物件は、賃料16万円税別、造作代金350万円という条件です。 買主は、造作代金だけを見て高い・安いと判断するわけではありません。 重要なのは、毎月の賃料、初期費用、追加工事費、営業開始までの期間を合わせて検討できるかどうかです。
たとえば、造作代金がかかっても、内装や設備を活かすことで工事費を抑えられるのであれば、買主にとっては十分に検討材料になります。 反対に、造作代金が低くても、設備の不具合や追加工事が多い場合は、結果的に初期費用が高くなる可能性があります。
買主が見ているポイント
- 賃料と想定売上のバランス
- 造作代金に納得感があるか
- 焼肉店として既存設備を活かせるか
- 追加工事費がどの程度かかるか
- 営業開始までの期間を短縮できるか
焼肉店の居抜き売却で注意したい設備面
焼肉店の居抜き売却では、一般的な飲食店よりも設備面の確認が重要になります。 特に排気、ダクト、ガス、電気容量、グリストラップ、空調、厨房設備、テーブル設備などは、買主が細かく確認したい部分です。
また、設備が残っている場合でも、それが貸主設備なのか、借主が設置した造作なのか、リース品なのかによって扱いが変わります。 ここが曖昧なまま募集を進めると、契約直前や引渡し時にトラブルになることがあります。
譲渡対象を明確にしておく
居抜き売却を進める際は、譲渡する設備、撤去する設備、貸主設備、リース品、故障品を事前に整理しておくことが大切です。 買主にとっては、「何が使えて、何が使えないのか」が分かるだけでも検討しやすくなります。
排気・臭気・近隣対応も重要
焼肉店では、煙や臭気への対策も重要です。 排気設備が適切に機能しているか、過去に近隣トラブルがなかったか、今後も同じ業態で営業できるかは、買主が気にするポイントです。
焼肉店の居抜き物件は、設備が活かせると強い一方で、設備の状態や所有区分が曖昧だと買主の不安につながります。 募集前に、譲渡対象と設備状態を整理しておくことが成約への近道です。
店舗を売りたい方が準備しておくこと
店舗売却や居抜き売却をスムーズに進めるには、閉店が決まってから慌てて動くのではなく、早い段階で準備を始めることが大切です。 特に賃貸店舗の場合、貸主の承諾や原状回復義務が関係するため、売主だけの判断では進められないケースもあります。
1. 賃貸借契約書を確認する
まずは、契約書に記載されている解約予告期間、原状回復義務、造作譲渡の可否、貸主承諾の要否を確認します。 居抜きで売却できるかどうかは、契約内容によって大きく変わります。
2. 造作・設備の一覧を作る
厨房機器、空調、看板、テーブル、椅子、レジ、照明、排気設備など、譲渡対象となるものを整理します。 写真やリストがあると、買主に説明しやすくなります。
3. 希望条件と現実的な価格を整理する
売主として希望する造作譲渡金と、買主が検討しやすい価格には差が出ることがあります。 相場感を踏まえて、交渉余地を持たせた条件設定にすることで、問い合わせにつながりやすくなります。
名駅エリアで飲食店の居抜き売却を進めるなら
名駅周辺や亀島駅周辺は、飲食店の出店ニーズが見込める一方で、賃料、初期費用、業態制限、貸主承諾など、確認すべき点も多いエリアです。 居抜き売却を成功させるには、単に「内装があります」と伝えるだけではなく、買主にとってのメリットを整理して伝えることが重要です。
今回のような焼肉店居抜き物件では、立地、賃料、造作代金、設備状態、営業イメージを分かりやすく整理することで、 買主が検討しやすい募集内容になります。
まとめ
名駅2丁目の焼肉店居抜き物件は、亀島駅徒歩2分、1階・2階の1棟貸し、約23坪の小規模飲食店、賃料16万円税別、造作譲渡交渉可能という条件が特徴です。
飲食店の居抜き売却では、立地や賃料だけでなく、設備の使いやすさ、造作譲渡金の納得感、追加工事費、貸主承諾の進め方が重要になります。 店舗を売りたい方は、早い段階で契約内容と設備状況を整理し、買主が検討しやすい形で募集を進めることが大切です。
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