飲食店を閉店したいけどお金がない!撤退費用を抑える5つの方法|居抜き売却

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2026年10月28日

飲食店を閉店したいけどお金がない!撤退費用を抑える5つの方法|居抜き売却

飲食店の閉店・撤退費用を抑える方法
飲食店を閉店したいけど
お金がない!
撤退費用を抑える5つの方法

「お店を閉めたいのに、閉店するためのお金もない」

飲食店の閉店には、原状回復工事費・厨房設備の撤去費用・解約予告期間中の家賃など、さまざまな費用が発生します。

しかし、閉店方法を工夫することで、撤退費用を削減できる可能性があります。特に、内装や厨房設備を次の出店者へ引き継ぐ「居抜き売却」は、有力な選択肢です。

この記事では、名古屋・愛知で店舗売却をサポートするサンコー不動産が、撤退費用を抑える5つの方法を解説します。

飲食店の閉店費用はいくら?主な撤退費用の内訳

飲食店を閉店する際は、営業を終了するだけでなく、賃貸借契約を終了させ、店舗を貸主に返還するための費用が必要です。

特に厨房設備が充実した店舗や、内装工事に多額の費用をかけた店舗では、原状回復費用が高額になる場合があります。

飲食店の閉店で発生する主な費用

費用項目内容
原状回復工事費内装・設備の解体、スケルトン返しなど
設備撤去・処分費厨房機器、家具、什器などの撤去・処分
解約予告期間の家賃営業終了後も契約により発生する賃料
従業員関連費用給与、未払賃金、必要な解雇予告手当など
取引先への精算仕入代金、リース残債、未払料金など
その他廃棄物処理、専門家費用など

15坪の飲食店で270万円かかるケースも

例えば、15坪・家賃20万円の飲食店を閉店する場合、次のような支出が想定されます。

閉店費用のモデルケース
原状回復工事120万円
設備撤去・処分30万円
家賃20万円×6ヶ月120万円
合計270万円

※説明用の仮定です。実際の費用は契約内容や店舗の状態によって異なります。従業員関連費用、借入金、保証金精算等は含みません。

赤字経営が続いている店舗にとって、数百万円の撤退費用は大きな負担になります。

重要なのは、解体工事を始める前に閉店方法を検討すること。

店舗を次の出店者へ引き継ぐ「居抜き売却」ができれば、原状回復費用や設備処分費用を抑えられる可能性があります。

飲食店の撤退費用を抑える5つの方法

閉店資金に余裕がなくても、撤退費用のすべてをそのまま支払うしかないとは限りません。具体的な5つの方法を紹介します。

METHOD 01

① 居抜き売却で原状回復費用を削減する

最初に検討したいのが店舗の居抜き売却です。

居抜き売却とは、厨房設備・内装・空調・カウンターなどの造作を、次の出店者へ引き継ぐ方法です。

通常の退去では、契約上、内装を解体してスケルトン状態に戻す必要がある場合があります。しかし、貸主と次の借主の合意が得られれば、既存設備を残したまま引き渡せる可能性があります。

居抜き売却の主なメリット

  • 原状回復工事費を削減できる可能性がある
  • 厨房設備などの処分費用を抑えられる
  • 造作譲渡代金を受け取れる場合がある
  • 次の出店者も開業費用を抑えられる
例えば原状回復費用が150万円なら?

貸主が原状回復義務の免除に合意し、次の借主が設備を引き継ぐことで、150万円の工事支出を回避できる可能性があります。

さらに造作譲渡金が発生すれば、売却収入も期待できます。

ただし、居抜き売却には貸主の承諾が必要です。買主が見つかっても、原状回復義務が自動的に免除されるわけではありません。

そのため、売却できるかわからない段階から、専門業者に相談することが大切です。

METHOD 02

② 解約通知前に相談して家賃負担を抑える

飲食店の賃貸借契約では、解約する際に数ヶ月前からの予告を必要とする場合があります。

例えば、家賃25万円・解約予告6ヶ月の契約なら、6ヶ月分の家賃は150万円です。

営業を終了しても、賃貸借契約が続いている限り、原則として賃料の支払義務は残ります。

解約通知前の相談が重要な理由

解約通知前から居抜き売却を検討すれば、次の借主を探す時間を確保しやすくなります。

次の借主が早期に決まり、貸主が新しい契約への切り替えや早期解約に同意すれば、家賃負担を減らせる可能性があります。

注意点

次の借主が決まっても、解約予告期間が自動的に短縮されるわけではありません。賃貸借契約の内容と貸主の合意が必要です。

まだ閉店を決めていない段階でも、契約条件を確認し、事前に売却の可能性を調べておくことをおすすめします。

METHOD 03

③ 厨房機器・内装・設備を売却する

長年使用してきた設備でも、中古市場や次の出店者にとって価値が残っている場合があります。

売却を検討できる設備

  • 業務用冷蔵庫・冷凍庫
  • 製氷機・食器洗浄機
  • ガスレンジ・フライヤー
  • 業務用エアコン・換気設備
  • カウンター・テーブル・椅子
  • 給排水設備などの店舗造作

売却方法は、中古厨房機器業者への単体売却と、次の出店者への造作一括譲渡が代表的です。

単体売却は現金化できる可能性がある一方、取り外しや運搬に費用がかかる場合があります。

一括譲渡なら、設備をそのまま利用できるため、撤去費用を抑えられることがあります。

設備の売却金額だけで判断しないことが大切です。

例えば、設備を20万円で売却できても、取り外し・運搬・処分に30万円かかれば、差し引き10万円の持ち出しです。

無償譲渡であっても、撤去費用を削減できればメリットが生まれる場合があります。

なお、リース品や貸主所有の設備は自由に売却できません。所有権や契約条件を必ず確認しましょう。

METHOD 04

④ 原状回復範囲を貸主と交渉する

居抜き売却が難しい場合でも、原状回復の範囲について貸主と協議できることがあります。

例えば、空調設備や給排水設備を残すことが次の募集に有利と判断されれば、一部設備の残置を認めてもらえる可能性があります。

確認したいポイント

  • 解体が必要な設備の範囲
  • 空調や給排水設備を残せるか
  • 指定工事業者の有無
  • 残置設備の所有権と撤去責任
  • 原状回復義務を免除する条件

工事範囲が曖昧なまま進むと、追加費用やトラブルの原因になります。

事業用店舗では賃貸借契約の特約が重要となるため、契約書を確認したうえで交渉しましょう。

合意内容は書面に残しましょう。

設備の残置や原状回復義務の免除について合意できた場合は、対象設備・費用負担・明渡し状態を明確にしておくことが大切です。

METHOD 05

⑤ 閉店時期と支払いを整理して無駄な支出を減らす

閉店資金が足りない場合は、撤退費用を削減するだけでなく、支払い時期や資金繰りを整理することも必要です。

閉店を先延ばしにすると、家賃・人件費・仕入費などの固定費が積み重なり、資金繰りがさらに悪化する場合があります。

まず確認すべき項目

  1. 現在の現預金残高
  2. 未払家賃・仕入代金・借入金
  3. 従業員への給与等の支払義務
  4. リース契約の解約条件
  5. 保証金の返還額と返還時期
  6. 閉店までの必要資金

保証金は退去時に全額返還されるとは限りません。償却や未払金、原状回復費などが控除される場合があります。

また、金融機関への返済や税金・社会保険料の支払いが難しい場合は、早めに各窓口へ相談しましょう。

中小企業向けの「よろず支援拠点」など、経営相談窓口の活用も検討できます。

通常閉店と居抜き売却では、撤退費用がどれくらい違う?

同じ飲食店をスケルトン返しで退去する場合と、居抜き売却で引き継ぐ場合を比較します。

モデル店舗
  • 所在地:名古屋市内
  • 店舗面積:15坪
  • 月額賃料:20万円
  • 解約予告期間:6ヶ月
  • 原状回復・設備撤去費:150万円
項目通常閉店居抜き売却
原状回復・撤去150万円0円
家賃負担120万円60万円
造作譲渡収入0円80万円
実質収支270万円支出20万円受取

※比較用の仮定です。居抜き売却側は、貸主が原状回復義務を免除し、3ヶ月分で賃料負担を終了することに同意したケースです。手数料・税金・保証金精算・その他債務は含みません。

このモデルケースでは
収支差額290万円

通常閉店と比較すると、居抜き売却により大きな差が生まれる可能性があります。

もちろん、すべての店舗でこのような結果になるわけではありません。造作が売れない場合や、貸主がスケルトン返しを求める場合もあります。

しかし、閉店を決めた時点で解体するのではなく、居抜き売却が可能か確認することには十分な意味があります。

造作譲渡金が0円でもメリットはある?

居抜き売却では、必ずしも高額な造作譲渡金を得ることだけが目的ではありません。

例えば、造作を無償で譲渡しても、貸主の合意により100万円の原状回復工事を回避できれば、その分の支出を抑えられます。

資金が不足している場合ほど、売却価格だけでなく撤退までの総費用で判断することが重要です。

お金がない状態で閉店するときに避けたい5つの行動

1.貸主に無断で設備を売却する

設備の所有者や契約条件を確認せずに売却すると、原状回復や契約上のトラブルにつながる可能性があります。

2.居抜き売却を検討せず解約通知を出す

解約通知後でも売却できる可能性はありますが、買主を探せる期間が短くなる場合があります。

3.原状回復工事を先に発注する

解体を進めてから売却を検討しても、引き継げる設備がなくなってしまいます。

4.造作譲渡金を高く設定しすぎる

希望価格が高すぎると買主が見つからず、家賃負担が増えることがあります。価格と売却期間のバランスが大切です。

5.閉店判断を先延ばしにする

赤字の営業を続けることで損失が拡大する場合があります。営業継続と撤退の収支を比較しましょう。

飲食店の閉店費用を抑えるための具体的な進め方

STEP 1|賃貸借契約書を確認

解約予告期間、原状回復義務、保証金償却、造作譲渡に関する条項を確認します。

STEP 2|厨房設備・内装を確認

厨房機器の年式や状態、空調・給排水設備などを確認し、引き継げるものを整理します。

STEP 3|居抜き売却の無料査定

立地・家賃・広さ・設備の状態などから、造作譲渡価格や売却可能性を検討します。

STEP 4|貸主と条件を協議

居抜き譲渡の可否、原状回復義務の免除、次の借主の審査条件などを確認します。

STEP 5|次の出店希望者を募集

居抜き店舗を探している飲食店経営者や、新規開業希望者へ紹介します。

STEP 6|契約・精算・引渡し

造作譲渡契約、賃貸借契約、現借主の退去手続きを調整し、条件を書面化して引渡しを行います。

閉店が決まっていない段階でも相談可能です。

「赤字が続いている」「原状回復費用が心配」「来月閉店するかもしれない」など、早い段階から売却可能性を確認しておくことで、選択肢が広がります。

名古屋・愛知で飲食店を閉店するなら居抜き売却も検討を

名古屋市内の繁華街や駅周辺では、既存の内装や厨房設備を活用して開業費用を抑えたいという出店希望者もいます。

栄・錦・伏見・大須・金山・今池・千種などの飲食店エリアでは、立地・賃料・店舗面積・設備内容によって、居抜き物件としての需要が期待できます。

ただし、立地が良ければ必ず売れるわけではありません。家賃や設備の状態、貸主の条件などを総合的に判断する必要があります。

造作譲渡価格よりも撤退全体の収支が重要

造作を高く売却できても、買主が見つかるまでの家賃負担が増えれば、最終的な手残りが少なくなる可能性があります。

反対に、造作価格を調整して早期に次の借主が決まれば、結果として撤退費用を抑えられる場合もあります。

サンコー不動産では、店舗の立地や設備だけでなく、閉店時期や賃貸借契約の条件も踏まえ、居抜き売却の進め方をご提案しています。

飲食店の閉店費用についてよくある質問

お金がなくても飲食店を閉店できますか?

閉店自体は可能ですが、家賃・原状回復費・従業員への支払いなどの義務は残ります。居抜き売却や貸主との協議で費用を抑えられる場合があります。資金不足が深刻な場合は、弁護士や税理士などへの相談も検討しましょう。

赤字経営の飲食店でも居抜き売却できますか?

可能性はあります。店舗の造作価値は、営業利益だけでなく、立地・設備・賃料条件などによっても判断されます。

原状回復費用が払えない場合はどうなりますか?

保証金から控除されたり、不足分を請求されたりする可能性があります。放置せず、貸主と工事範囲や費用負担について協議しましょう。

古い厨房設備でも売却できますか?

年式が古くても使用可能な場合は引き継げる可能性があります。ただし、故障や老朽化によって価値がつかないこともあります。

造作を無償譲渡するメリットはありますか?

あります。貸主の承諾を得て設備を次の借主へ引き継ぐことで、撤去費や原状回復費を削減できる場合があります。

貸主が居抜き売却を認めない場合は?

居抜き売却ができない場合でも、一部設備の残置や原状回復範囲について協議できる可能性があります。最終的には契約内容と貸主の合意によります。

周囲に知られずに査定できますか?

非公開での事前相談や査定は可能です。実際に募集を行う際は、貸主の承諾や情報公開範囲を確認する必要があります。

閉店まで時間がなくても相談できますか?

相談可能です。ただし、買主探しや貸主審査には時間が必要なため、できる限り早めの相談をおすすめします。

まとめ|飲食店の閉店費用は撤退方法で変わる

飲食店を閉店したいけれど、お金がない。そんなときこそ、閉店方法を慎重に検討することが重要です。

撤退費用を抑える5つの方法
  1. 居抜き売却で原状回復費用を抑える
  2. 解約通知前に相談して家賃負担を減らす
  3. 厨房設備や内装を売却する
  4. 原状回復範囲を貸主と交渉する
  5. 閉店時期と支払いを整理する

特に、厨房設備や内装が残っている飲食店では、居抜き売却を検討する価値があります。

解体工事を発注する前、解約通知を提出する前に、店舗にどのような価値が残っているのか確認してみましょう。

早めの相談が、撤退費用を抑える第一歩になるかもしれません。

飲食店の閉店費用でお悩みの方へ

「閉店したいけど原状回復費用が払えない」
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まだ閉店を決めていない段階でも、店舗の条件から売却可能性を確認できます。

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